オリジナルテキストと市販テキスト 何が違う?
- 北緑会 高校受験
- 2021年8月14日
- 読了時間: 3分
“オリジナルテキスト”といえば、だいたいどこの塾・家庭教師でも導入されていますが、
それは本当に生徒にとって最良の選択なのでしょうか?市販ではダメなのでしょうか?
今回は市販テキストとオリジナルテキストの差について考えていきたいと思います!
文章にすると長くなったのでまずは表をご覧ください!
(最後に書いていますが、北緑会では市販テキストから都度自分で選んでもらっています)

まず一つあげられるとすればその値段でしょうか。
市販のテキストがだいたい一冊(1教科・1学年分)1000円程度なのに対して
オリジナルテキストの相場は一冊3000円程度、高いものだと一冊1万円するものもあると
聞いた事があります・・・(予備校や家庭教師など)
特に授業料が極端に安い塾や家庭教師は、高額なオリジナルテキストで利益を出している
可能性もあるので契約前は要チェックです。
次にその質ですが、大手進学塾の場合、確かに内容は優れているものが多いです。
難関校の受験に合わせて、教科書のレベルを超えた問題が多く掲載されていたり、
受験に頻出の問題のみが効率よく配置されていたりします。
とはいえ、市販テキストも同様に、難関校向けのテキストや要点のみがまとめられたものが
多く出版されていますのであまり内容に差はありません。
市販とオリジナルの最大の差は種類の豊富さとそれに伴う選択性にあります。
オリジナルテキストは当然ですが、各塾に1パターンしかありません。
基本的に生徒はその1冊を信じて受験に向かうことになります。
たとえレベルがあっていなかったり、書き方が固かったりして、
生徒とテキストの相性が悪かったとしてもです。
一方市販のテキストの場合はレベルから書き方、問題形式まで実に様々です。
生徒は自分自身で必要な時に自分に合うテキストを選択する事ができます。
値段も手頃なので複数のテキストを併用する事もできます。
塾や家庭教師ではほとんど意識されることのない事ですが、
この自分で選択できるというのは実はモチベーション維持として強い効果があります。
教育学ではこれを自己決定性と呼ぶのですが、そんな難しい話ではなく、
単に自分で使うものは自分で選んだ方がやる気が出るよね、って話です。
例えば皆さんは人に貸してもらった本は読めないのに、
自分で買った本はなぜかスラスラ読めるなどといった経験をお持ちではないでしょうか?
とにかく自分のことは自分で決める。我々講師はそれを支える。
北緑会はこの姿勢を徹底しています。
もちろんテキストも生徒が選びます。↓は北緑会にあるテキストの一部です。
生徒はこの中から各教科自分にあったテキストを自分で選んで使用します。
(※よく使う単語帳や書き込みをする問題集などは自分で購入することもあります。)
こういった些細だけれどもモチベーション・成長に関わることには一切妥協無しです!
この記事を読んで市販テキストオリジナルテキストの違い、
そしてどちらがより生徒のためになるのかについて考えていただけたなら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!

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